商品一覧

(株)鎌倉彫陽堂

鎌倉彫陽堂

〒248-0016
神奈川県鎌倉市長谷

1-11-26

TEL:0467-24-1411
FAX:0467-24-1539

会社概要

名称: 株式会社鎌倉彫陽堂
本社: 248-0016 鎌倉市長谷1-11-26
電話: 0467-24-1411(代表)
FAX: 0467-24-1539
WEB: www.kamakurabori.co.jp

弊社社名は、弊社鎌倉彫製品を製作する大石家の屋号「陽堂」に由来しています。
大石家は、鎌倉彫三橋家の分家として三橋家の製作様式である三橋式を継承し、鎌倉彫の新たなる創造、発展に日々努力してまいりました。

三橋家及び大石家は、仏師の流れを汲む家系です。仏師たちは、明治維新後の神仏分離令によって大きな打撃を受け、その多くは廃業を余儀なくされました。しかし一部の仏師は、その技術を仏像製作や修繕から仏具や器の製作に転じ、茶道具や日常品へと広め現在に至っております。

三橋26世鎌山は、上記転換期において、その作品を、関東においては有栖川宮家や鎌倉に別荘を持つ前田家、関西においては大徳寺、表千家、玉林院や豪商山口家に重用され、多くの愛好家の後援のもと、所謂「一点もの」の製作を続けることができ、生涯の間に膨大な作品を遺すことができました。鎌山が「鎌倉中興の祖」と呼ばれる所以です。

また鎌山の長男三橋27世鎌岳(了和)は、鎌山の二男が出家して使えていた玉林院の住職の影響で茶道具を製作するようになりました。大正12年の関東大震災の難を逃れて一家で京都に身を寄せてからのことです。京都で過ごした10年間、茶道具製作に打ち込み、その間に生み出した作品は100種類以上に及ぶと言われております。その時代の作風は、鎌倉で製作していた頃とは大きく異なっており、了和の京都における研鑽の程が偲ばれます。
大石家は、先達である鎌山及び了和の技術及び精神を受け継ぐべく励んでおります。

陽堂(大石家)家系図

陽堂の家系図

鎌山、了和等の作品に興味を持たれた方は「明治鎌倉彫 三橋鎌山とその伝統」大石永輔・三橋三郎編(昭和56年 有隣堂発行、ISBN4-89660-047-9 C0072)を御覧ください。

三橋26世鎌山、三橋27世鎌岳(了和)、大石10世樹左門、大石13世永輔の作品は、ギャラリーにて御覧になれます。